脱毛サロンやクリニックでは「ムダ毛のないお肌でツルツルに」などといった言葉を良く見かけます。「私もそうなりたい」といった願望から、脱毛を考える人も少なくないでしょう。

しかし、ムダ毛を除去するためには複数回に渡ってサロンやクリニックに通う必要があることをご存知でしょうか?

このように、ムダ毛を取り除くまでにかかる日数を「脱毛期間」といいますが、その間には施術をした部位にかゆみが出てくることもあるのです。

実際にかゆくなってから「どうしよう」と慌てる人もいることでしょう。実はこのかゆさ、脱毛期間中に自身でできるアフターケアや対処法によって、和らげることができるのです。

なぜ発生するのか、そのメカニズムを知り、適切な対応をするための方法を述べていきましょう。

 

脱毛の施術後にかゆみが出やすい人の特徴

ムダ毛を処置した後にかゆく感じる人の原因には、いくつかのパターンがあります。なかには施術後にまったくかゆさを感じない人もいるので、自身の特性をつかんでおく必要があるでしょう。

なかでも乾燥肌の人は症状が出やすいといえます。サロンの光脱毛やクリニックのレーザー脱毛は肌や毛根に光を照射することで、皮膚は軽くやけどをしたような状態になるのです。

そうすると、皮膚内の水分が失われてしまうことになり、結果として肌は乾燥した状態に。真冬に乾燥してカサカサになり、かゆさを感じるのと同じ状態になるのです。

このように、もともと乾燥肌だったり、敏感肌だったりする人は注意が必要です。施術後にかゆさを感じたら、すみやかに相談しましょう。

 

脱毛後にかゆみが出る原因は?

乾燥肌や敏感肌でない人でも、施術後にかゆさが出てくる場合があります。スベスベの肌を手に入れたいと思って施術を受けたのに、これでは元も子もありません。

この項では、いくつかの原因を具体的に挙げてみたいと思います。自身が「当てはまるかも」と思えることが一つでもあったら、施術を受ける前にカウンセリングを受けてみましょう。

そうすることで、施術後に症状が出ることを前もって防げるはずです。それでは、どのようなことがかゆさの原因になっているのでしょうか。

 

肌の調子が悪い時に脱毛した

肌の調子が悪い時に脱毛器の光を当てると、かゆさの原因になることがあります。それでは「調子が悪い時」というのは、具体的にどのような事を指すのでしょうか。

ズバリ答えは「強い日差しで肌が焼けている時」「生理前後で皮膚が荒れている時」「花粉症などのアレルギー反応が皮膚にまで出ている時」「敏感肌の人が体調を崩している時」の4点が挙げられます。

皮膚に負担の少ない脱毛器を取り扱うサロンやクリニックが増えていますが、それらの機器でも、負担をゼロにすることはできません。そのため、自身の調子をしっかり見極めることが大切です。

 

毛嚢炎になってしまった

脱毛器は光を照射するために、皮膚に軽いやけどを起こします。そのため、施術後は赤いぶつぶつができることもあるのですが、普通は1週間程度で状態が改善していきます。

しかし、その期間をすぎても赤いぶつぶつが引かない場合は「毛嚢炎(もうのうえん)」という症状を引き起こしている可能性が高いため、治療を受ける必要があるでしょう。

毛嚢炎とは、処置後の繊細な状態の毛穴に雑菌が侵入し、毛根部にある毛包と呼ばれる部分に細菌が感染し、炎症が起こる病気です。

赤いぶつぶつの中心部に膿がたまったり、かゆくなったり痛みが出ることもあるので注意しましょう。

 

自己処理した毛が伸びてきた

光脱毛やレーザー脱毛では、前もって照射する部位の毛をそる必要があります。そうしないと、光のパワーが分散して毛根に十分なダメージを与えられず、効果が弱まるためです。

もし毛が伸びた状態で光を照射すると、やけどなど皮膚に問題を起こす危険性もあるでしょう。そして、一回の施術で抜け落ちない毛もあるため、サロンなどには複数回通う必要があるのです。

そのように、一回で抜け落ちなかった毛が再び伸びてくると、肌を刺激してかゆみを生じることに。シェービングで鋭くなった毛先が肌を刺激してかゆくなるのです。

 

光、レーザーにアレルギー反応を起こした

あまり見られないケースですが、ムダ毛を処置するときの光が肌に強いストレスを与えて、アレルギー反応を起こしてしまい、かゆくなってしまう人もいるでしょう。

このようなアレルギー反応は、皮膚の弱い人や、アレルギー体質の人に起こりやすいのですが、普段はそのような問題がない人でも症状が出ることがあります。

そういう人は、処置を受ける当日の体調や、皮膚のコンディションなどに原因があるといえるでしょう。回数を重ねるごとに脱毛器の出力を上げていくことも、その一因といえそうです。

 

かゆみを起こさない為の予防・アフターケア方法

皮膚のコンディションによっては、誰でも脱毛でかゆさが出てしまうことが分かってもらえたかと思います。

「処置後にかゆくなるのはちょっと…」と腰が引ける人もいるかもしれません。しかし、予防やアフターケアによって、問題を改善できるとしたらどうでしょうか?

この項では、自身のできる範囲内でかゆさを防ぐ方法を挙げていきましょう。

 

施術後、保湿をしっかりと行う

脱毛後に起こる肌のかゆさの多くは、乾燥が原因です。乾燥により肌が持つ保護機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなることで、問題が起こるのです。

そのため、施術後に保湿剤を用いて肌を保湿することが、問題の防止につながるでしょう。自然由来の成分の保湿剤は、低刺激で肌に優しいのでオススメです。

保湿は実際にかゆさが出た時の対処法として有効なだけでなく、予防の意味でも効果があります。そのため、脱毛期間中は常に保湿を意識するようにしましょう。

 

脱毛後に運動や飲酒など体温が上昇する活動をしない

運動をしたり、飲酒をすることで体温が上がっていきます。そのような体を温める行為によって乾燥や炎症をひどくしてしまうこともありえるでしょう。

体温が上がると血流が良くなるため、かゆく感じる神経の活動が活発になってしまうことが、その理由です。

また、汗をかくと、そのなかに含まれる塩分によって皮膚が刺激を受けてしまい、それがかゆさを感じる理由になることもあるので注意しましょう。

 

日頃から肌を清潔にしておく

特に脱毛後に気を付けたいことの一つとして、肌を清潔に保つことが挙げられます。脱毛後の肌は保護機能を失っていて、無防備な状態です。

そのような状態の肌は、とても敏感でちょっとした刺激にも弱いでしょう。そのため、清潔にしておかないと細菌などの雑菌にも感染しやすい状態なのです。

最悪の場合、毛根に細菌が入り込んで、毛嚢炎を起こしてしまうことも考えられます。脱毛期間中は「家での肌ケアも含めて脱毛している」と考えましょう。

 

脱毛後、通気性が悪い、肌に刺激のある下着や衣類を着ない

通気性が悪いと、肌が蒸れてしまう状況になります。そのことがかゆみを引き起こす原因にもなるため、注意しましょう。

着用する衣類や下着に気を付ける必要があります。特に肌に直接触れるものには、綿100%など天然素材のものがオススメだといえるでしょう。

ポリエステルなどの化繊は避けましょう。通気性が悪く、摩擦によって静電気も起こりやすいので皮膚に刺激を与えやすいのです。

 

日焼けに気を付ける

普段だと肌にそれほど影響を与えない量の日光でも、脱毛後の繊細な表皮には強い刺激となり、かゆみが発生する場合があります。そのため、日焼けには注意が必要です。

脱毛後に日差しを浴びると、施術によって乾燥している肌をさらに乾燥させるため、炎症などの問題が引き起こされることもあるでしょう。

また、行き過ぎた日焼けは脱毛の仕上がりにも影響してきます。問題なく、より効率的に脱毛を進めるためにも、脱毛期間中は日焼け対策をしっかりと行いましょう。

 

脱毛後にかゆみが出てしまった!どうすればいい?

脱毛後にかゆさが出てくると「皮膚のアレルギーかな?」と心配になる人もいるでしょう。逆に「そのうち治る」と軽く見る人もいるかもしれません。

一般的に、かゆい部位の皮膚がただれていたり、ヒリヒリ感がなければ2~3日で症状が治まるとされています。その期間は様子を見ましょう。

ただし、かゆさに負けて肌をかきむしってしまうと、症状が悪化することになりかねません。かゆいと感じても絶対にかきむしらないように注意しましょう。

 

肌を保湿する

保湿をしっかりすることで、かゆい感覚を和らげることができます。肌の乾きを防ぐことで、驚くほど状態は良くなるでしょう。

処置後の保湿は、普段から使用している化粧水や乳液、ボディクリームで十分です。しかし、実際にかゆい感覚が出てツライときは、敏感肌用で保湿力の強いものを選ぶと良いでしょう。

特にヒアルロン酸やコラーゲンを含んだ製品を選ぶと、大きな効果が期待できるでしょう。クリーム状のものやスプレー式などさまざまな製品があるので、使い慣れたものを選びましょう。

また、ベタベタするくらい厚く塗ると、蒸れで細菌が生成しやすくなるので、サラサラとした状態を保つようにしましょう。

 

肌を冷却する

脱毛後にかゆい感じを覚えたら、その部分を冷却し、身体にこもった熱を取ることで症状を抑えることができます。冷やしたタオルを用意しておき、優しく押さえるようにして冷却しましょう。

かゆいからといって、タオルでこすってはいけません。皮膚が弱い状態なので、むしろ逆効果になってしまうことも。

用意するものとしては、保冷剤をタオルで巻いたものか、水で濡らしたタオルを固くしぼり、冷凍庫に数分入れたもので十分です。また、シャワーやお風呂も普段よりぬるい温度にすることを心がけましょう。

 

まとめ

以上、ムダ毛を処置した時に出てくるかゆさについて、その原因と対策法を考えてきました。

体にこもった熱が原因になることもありますし、脱毛器の光を照射することで肌が軽いやけど状態になり、それがかゆさを引き起こす原因になることもあるでしょう。

大切なことは、かゆいからといってかきむしらないことです。皮膚の状態にもよりますが、かゆさが出たときには、数日~1週間ほど様子を見るようにしましょう。

その間に取れる対策法として、かゆい部位の保湿や冷却などを行えば良いのです。その期間を過ぎても症状が引かない場合は、何らかの皮膚の問題が考えらます。

その場合は、皮膚科などで専門家の意見を聞くようにしましょう。サロンやクリニックの施術だけが脱毛ではありません。

脱毛期間中は、自身でできる範囲でケアを心がけることが大切です。

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