
脱毛をしたい・・・と思いつつ、お金がない・時間がないなどの理由から、ムダ毛は自己処理で済ませている、という女性も多いのではないでしょうか?
自己処理の方法としてはカミソリや電気シェーバー、除毛クリームなどが挙げられますね。
今回は、その中でも毛抜きに焦点を当ててお話をしていきましょう。
現在ムダ毛を自己処理で済ませているという方は、きっといずれかは脱毛に行きたいと考えているはず。
そんな女性に伝えたいのは、もし「自己処理方法が毛抜きだったら、今すぐ違う方法に変えて!」ということです。
脱毛前の毛抜きは何故NG?
冒頭で話した「脱毛に行く予定なら毛抜きはNG」というのは何故なのでしょうか。
それは簡単に言えば毛抜きをしてしまうと、肌トラブルが起こりやすくなってしまうことに加えて、脱毛効果が弱まってしまうから。
ここでは、毛抜きのリスクについてお話ししていきます。
肌へのダメージが大きく肌トラブルが起こりやすい
毛抜きをしたことがある方は分かるかと思いますが、毛を抜くとその部分の毛が綺麗になくなります。また、次に生えてくるまでも時間がかかるため、しばらく放置できます。
しかし、ムダ毛を抜いていると思っていても、実は毛穴を同時にひっぱってしまっているのです。
さらに無理にムダ毛を抜いていることも重なり、毛穴や皮膚が傷ついてしまいます。
これにより、次に生えてくる毛が太くなってしまったり同じ毛穴から2本以上の毛が生えてくるリスクも高まるのです。
また、肌がダメージを受けることで、肌が炎症を起こしぶつぶつや赤み、ひどければ埋もれ毛(埋没毛)や毛のう症を起こしてしまう可能性も。
さらに傷ついた皮膚が紫外線を浴びることで、色素沈着の原因にもなってしまいます。
抜毛症になってしまうリスクも
みなさんは「抜毛症」をご存知でしょうか。抜毛症は主に髪の毛や眉毛、まつげなどの毛を無意識あるいは意識がありつつも抜いてしまう症状を指します。
原因は大抵がストレスの場合が多いですが、毛抜きなどで毛を抜くことが癖・習慣になっていると、この病気を発症してしまう可能性が高まってしまうのです。
「毛抜きをしないと落ち着かない。」
「毛を抜いた感覚が気持ちよくてまた抜いてしまう。」
という方は、少なからず抜毛症あるいは抜毛癖の可能性があるので、少しずつでも毛抜きする回数を減らすか他の方法に変えましょう。
様々なトラブルから脱毛効果が弱まってしまう
先ほど、毛抜き処理は多くの肌トラブルを引き起こしてしまうとお話ししました。
その中で言う埋没毛や色素沈着は、脱毛の効果を満足に得られない可能性があるのです。
脱毛はサロンであれば光、クリニックであればレーザーが主流になっているのですが、それらは色素に働きかける手法となっています。
そのため、施術したい箇所の色素沈着(黒ずみ)などがひどい場合は施術できない・効果を充分に得られないことに繋がるでしょう。
また、肌が炎症しているのに施術を受けてしまうと、痛みを感じやすくなってしまうことも考えられます。
脱毛をしなくても毛抜きでの自己処理は非推奨!
ここまで「毛抜きは脱毛前には行わない」という体でお話を進めてきました。
しかし、ここまで読んでいただければ分かるとおり、毛抜きという行為は多くの肌トラブルを引き起こす原因になっています。
さらに、毛を抜くということは毛の周辺の皮膚を引っ張り、皮膚をたるませる原因にもなってしまうのです。
つまりこの行為は肌荒れだけでなく、しわになりやすくなってしまうということ。きれいな肌を目指していたはずが、真逆の肌になってしまいます。
自己処理方法で毛抜き以外というと、カミソリ・シェーバー・除毛クリームなどがありますが、この話はまた後ほど詳しくお話しましょう。
次では、脱毛を考えているけど既に毛抜きをしてしまった方に向けて、お話をしていきます。
もう既に毛抜きで自己処理をしてしまった・・・
本記事を読んで初めて毛抜きはダメという事を知った方もいるでしょう。
その中にはきっと、脱毛を考えているけど知らずに処理をしてしまったという方もいるのではないでしょうか?
この場合、もう脱毛はできないのでしょうか?
そんなことはありません。毛は部位にもよりますが、抜いてから3ヶ月〜半年後には綺麗に生え変わります。
毛が生え変わり、健康的な毛周期になり、元気な毛が生えてから予約を取れば問題ありません。
心配なことがあれば通うサロンのスタッフに相談してみてもいいでしょう。
脱毛前におすすめの自己処理法とは
脱毛前にはある程度毛を生えさせる必要があるのですが、サロンに通い始めてから最初の方はムダ毛が気になることも多いでしょう。
ムダ毛処理の方法としてはカミソリやシェーバー、除毛クリームなどが挙げられますが、この方法の多くは肌に大きなダメージを与えてしまい、肌トラブルの原因になってしまいます。
特にほぼ大半の方が使っているカミソリは、肌へのダメージがとても大きく気づかないうちに肌を傷つけてしまっているのです。剃り方を誤っている方も多く、危険な処理方法のひとつです。
電気シェーバーでのお手入れ
自己処理の中で一番おすすめしたい方法としては電気シェーバーが挙げられます!電気シェーバーは肌への刺激が少なく、毛もムラなく綺麗に処理することができます。
基本的には毛の生えている方向に逆らいシェーバーの刃を当てていきます。処理する部位によっては専用のシェーバーを使いましょう。
とはいえ、電気シェーバーも少なからず肌にダメージを与えてしまいます。そのため、自己処理後の保湿ケアは必ず行ってください。
また処理する際のポイントとしては、毛の流れをよく確認して、何度か同じ部位を優しくなぞること。綺麗に処理することで施術もスムーズに進めることができます。
脱毛後の毛抜きはしてもいいの?
ここまで読んできた方なら分かるかと思うのですが、脱毛後に毛を抜くのはもちろんNGです!
施術前に毛を抜いてしまうのは、効果を得られないなどの理由が大きく関係してきますが、脱毛後はまた話が違ってきます。
最近はサロンもクリニックもお肌に気を遣ったメニューが多く、「肌へのダメージがない」と掲げているサロンも見かけます。
しかし、脱毛も少なからず肌へのダメージはあります。敏感になって弱っている肌の毛を無理に抜いてしまっては、通常よりも大きなダメージが加わることは想像できますね?
つまり、脱毛後の毛抜きは絶対NGです!脱毛前に少しだけ抜いてしまうことがあっても、脱毛後だけは自分で意識して毛を抜かないようにしましょう。
やむを得ない場合の毛抜きテクニック
脱毛前・後にかかわらず「ここの毛が気になる……。」ということはあるハズ。
どうしてもここの毛が気になる!ここだけなら抜いちゃってもいいんじゃない?
と思った時は、ここで紹介するテクニックを是非、参考にしてください!
自分の中で最低限ルールを決めておく
ダメとわかっていても、これまで毛抜きで処理をしてきた人は気になってしまいますよね。
そんなときには、以下のようなルールを決めておくことで、肌を守りつつムダ毛を処理することができるはずです。
・脱毛する直前と後は毛抜きをしない
・脱毛前は毛抜きではなく電気シェーバーを使う
・脱毛後に毛抜きをする時は最低でも2週間は空ける
最初のうちは毛抜きをしないことが慣れないかもしれませんが、続けていくうちに毛も薄くなっていきますし、自然に電気シェーバーなどの処理方法に変えられるでしょう。
不安や疑問があれば、通っているサロン・クリニックに相談してみてください。
ダメージ・リスクが少ない毛抜きの処理法
どうしても毛抜きを使うとなった場合、これまで通り抜いてしまっては何も変わりません。
次では肌のダメージが少なくなる方法をお話ししていきます。是非、参考にしてください!
1.皮膚を柔らかくして毛穴を開く
毛を無理なくスムーズに抜くため、処理する部位の皮膚を蒸しタオルなどで温めて柔らかくしましょう。
基本的には皮膚を温めることで毛穴を広げることが出来るので、お風呂上がりなどに実践するのもおすすめです。
2.毛並みに沿って毛を抜く
抜く時は絶対に毛並みに逆らってはいけません。無理なく毛の流れに沿って抜いていきましょう。
3.無理やり抜かない
肌へダメージなく毛を処理するためには絶対に無理やり抜いてはいけません。
脱毛に通っていると段々と毛がぽろぽろ抜け始めるのですが、そのような「軽く引っ張って簡単に抜ける毛」を抜くようにしましょう。
少しでも力を入れなければ抜けないという場合には、電気シェーバーなどを使ってください。
4.必ずアフターケアをする
同じことの繰り返しになりますが、毛を抜くということは肌に大きなダメージを与えてしまいます。
絶対に、毛抜きが終わったら必ずアフターケアをしましょう。化粧水・乳液・美容液などで肌の乾燥を防ぐことで、肌荒れや埋没毛などのリスクを減らすことが出来るはずです。
脱毛の効果は普段の処理で決まる!肌に優しいケアを心がけよう
これまで処理法として毛抜きをしてきた方にとっては、いきなり処理方法を変えるのは難しいかもしれません。
しかし、肌トラブルの原因にもなりやすく、処理が大変な毛抜きを続けるよりも、圧倒的にきれいになれる確率の高い脱毛をしたほうがいいとは思いませんか?
現在サロンやクリニックに通っている方は、少しずつでもいいので自己処理方法を変えていきましょう。
また、これから通おうと考えている方は、今後のためにも電気シェーバーを購入し、新しい方法に慣れておくといいかもしれませんね!
最後に、もし毛抜きをした場合はアフターケアを必ず行い、肌を守ることを約束してください!